秋田・大潟産地研修会報告
▲角館・武家屋敷前にて・参加者一同
【日 程】9月2日〜4日
樹齢 推定100年のぶなの木
樹齢 推定100年のぶなの木

角館の屋敷通り
▲角館の屋敷通り
秋田・大潟産地研修会報告
07.9/2〜4

広大な八郎潟を干拓し作り上げた大穀倉地鍵「大潟村」ライスロッジ大潟・黒瀬農舎は、見渡す田んぼのずーっと向うにありました。

大潟の一人当たりの割り当て区画の耕地面積は15町歩=15ha=1Km×150m
という広さ!
田んぼの前で説明する黒瀬さん
▲田んぼの前で説明する黒瀬さん

<米作りと環境へのこだわり>
入植してほぼ30年。有機農業にこだわり続けての営農は、雑草との戦いと語る黒瀬さんと生産者の方々。今年も好天に恵まれ稲も順調に生育しましたが、害虫と雑草の大繁茂に見まわれ、手作業で行う除草はパートさんの人数が延べ500人を越えるほどとなり、困難を極めたとのこと。 田んぼに流れ込む川の上流の山にぶなの木を植えるなど、周りの環境整備までも考えた農業に取り組む姿勢を貫いています。これからの農のあり方を熱く語る、皆さんの情熱はとにかくすごい!

黒米生産者の阿部さん
黒米生産者の阿部さん
角館の商家の町並み
▲角館の商家の町並み
稲穂の周りにはイナゴと赤とんぼの群れ
▲稲穂の周りにはイナゴと赤とんぼの群れ

なお、提携米 黒瀬農舎のホームぺージも合わせてご覧下さい。

【参加の皆さんからの感想です
なまはげ
干拓してできた広い田んぼのは日本海の水面よりも低いことを実感!入植当時のドロドロ状態の田を耕すのはどんなに困難であったか・・・。15haという広大な農地を無農薬栽培で行うという大変な作業を続けておられる姿勢に感服!!収穫を前に金色に色付いた稲穂がひときわ美しかった。 (名古屋市・Iさん) 大潟の広大な田んぼには、私が小さかった頃の様にイナゴがたくさんいました。
黒瀬さんや生産者の方の人柄にふれ、ますますお米が身近に感じられました。(稲沢市・Wさん)
大潟の田んぼはとても広くて、まるで外国のよう。黒瀬さんの筋の通った人間的な魅力に触れ、益々ファンになりました。(名古屋市・Nさん) 海抜0mの大潟富士。干拓されたときのかつての湖底との差は2mほど。15haという広さの田んぼは圧巻!!無農薬栽培の為ヒエなどの雑草がひときわ元気。秋の七草の咲く寒風山から見下ろした八郎潟は金色に輝き、素晴らしい景色でした。(名古屋市・Tさん)
自家消費用の米や野菜を無農薬有機栽培で賄っていますが、田んぼの草取りに半年近くも追われる毎日。黒瀬さんの田んぼの草取りは延べ何百人ものパートさんの手で行われるそう。猛暑で雑草は元気!人はへとへと。手をかけ、安心と共にお米を届けてくださる黒瀬さんの米作りに励まされた。(春日井市・Sさん) 田んぼの広さにびっくり!イナゴと雑草がいっぱい!無農薬栽培ならでは!?土の地味のおかげか地場野菜がおいしい!白神山地の湧き水のおいしさ。温泉の色!
ぶなの幹に降る雨の静かさ・・・すべてが素敵でした。(東浦町・Oさん)


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